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パラアイスホッケー

代表候補17選手 平均年齢41歳超

代表内定選手の発表後、記念撮影に応じる選手たち=長野市若里3のビッグハットで2018年1月13日午後4時40分、島袋太輔撮影

 日本パラアイスホッケー協会は13日、3月に開かれる平昌パラリンピックの代表候補17選手を発表した。

     平均年齢は41歳を超え、他の強豪国より高めだが、うち約半数の9人はこれまでパラリンピック未出場。最年長は過去3回、パラリンピックに出場経験があるGK福島忍(61)。代表選手は22日、日本パラリンピック委員会(JPC)が正式決定する予定だ。【福島祥】

    パラアイスホッケー日本代表候補(◎は主将)

     GK=福島忍(長野サンダーバーズ)望月和哉(同)▽GK兼FW=広瀬進(北海道ベアーズ)▽DF=中村稔幸(長野サンダーバーズ)◎須藤悟(北海道ベアーズ)三沢英司(同)上原大祐(東京アイスバーンズ)石井英明(同)▽FW=堀江航(長野サンダーバーズ)吉川守(同)柴大明(東京アイスバーンズ)安中幹雄(同)塩谷吉寛(長野サンダーバーズ)高橋和広(東京アイスバーンズ)児玉直(同)南雲啓佑(同)熊谷昌治(長野サンダーバーズ)

    8年ぶり出場

     3月に開かれる平昌パラリンピックに向け、「氷上の格闘技」とも呼ばれる冬季大会の人気競技の一つ、パラアイスホッケーの日本代表候補選手が決まった。パラアイスホッケーの五輪出場は、銀メダルに輝いたバンクーバー以来、8年ぶりだ。昨年12月、長野県岡谷市で日本パラアイスホッケー協会が実施した強化合宿の様子と、代表候補選手の横顔を紹介する。

     下肢に障害がある選手が椅子の下にスケートの刃が2枚ついたスレッジ(そり)に乗り、ピックが付いたスティックでこぎ進めて直径7.62センチのパックを追う。スティックの向きを持ちかえ、反対の先端部にあるブレードでパックを操ってシュートする。ボディーコンタクトもある。

     視覚でも、聴覚でも楽しめる。氷上を泳ぐような滑りやスティック操作に見入っていると、障害のことを忘れてしまう。急ターンで氷が削れる音やスレッジ同士が激しくぶつかる音は迫力満点だ。

     障害の違いによるハンディはなく、スレッジに乗れば全員が同じ条件だ。合宿に参加した選手たちが障害を負った理由は、交通事故や病気などさまざま。リンク外では車椅子に乗る選手もいれば、義足や杖を使う人もいる。

     初のパラリンピック出場を目指す塩谷吉寛選手(28)=長野サンダーバーズ=は先天性の障害で、普段は両手に杖を持つ。幼少期、スポーツ経験はほとんどなかった。18歳の時、勤務先の先輩の誘いで競技を始め、のめり込む。「今は自分にとってなくてはならない存在で、スレッジは体の一部。力を存分に発揮し、チームに貢献したい」と話す。

     トリノ、バンクーバー大会に出場経験があるベテラン選手たちも戦力だ。3歳の時に車椅子を使い始めた上原大祐選手(36)=東京アイスバーンズ=は、米国でも競技経験があり、素早い動きと巧みなハンドリングが持ち味。障害がある子どもをサポートするNPO活動にも取り組み、平昌では「子どもたちやその親に、スポーツって、なにか挑戦することって楽しいと思ってもらえるプレーを」と誓う。3回目の大舞台で狙うのは「当たり前に、金メダル」と意気込んだ。【福島祥】

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