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睡眠薬常用4人に1人 転倒などの危険も

 自宅で介護を受けている高齢者の4人に1人が医師が処方する睡眠薬を常用しているとの調査結果を、製薬会社MSDがまとめた。高齢者の睡眠薬服用は転倒による骨折などにつながる危険もあり、回答したケアマネジャーの過半数は、量を減らすなどの見直しが必要だと考えていた。

     インターネットで6~7月、介護サービス計画を作るケアマネジャーに協力を求め、828人が回答。担当する2万691人の在宅要介護高齢者のうち、26%の5328人が睡眠薬を服用していた。

     こうした高齢者を受け持つケアマネジャー500人に見解を複数回答で聞いたところ、「眠るために必要」(67%)、「同居者の夜間介護の負担を減らすために必要」(56%)と肯定的な声がある一方、「状態によっては適正な薬への見直しが必要」との意見も58%に上った。「できるなら服用の中止を」と考える人も27%いた。

     受診する医療機関が多い高齢者は同じ薬を重複処方されやすく、副作用によるふらつきや転倒が大きな事故になる危険も大きい。日本老年医学会は「高齢者で特に慎重な投与を要する薬」の一つに睡眠薬を挙げている。内村直尚(なおひさ)久留米大教授(神経精神医学)は「翌日に眠気が残ったりする場合は、睡眠薬の減量や種類の変更を検討することが重要。転倒だけでなく、認知機能の低下や意識障害のリスクへの配慮も大切だ」と指摘する。【清水健二】

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