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南極に建設 研究者らクラウドで寄付集め

筑波大などが南極に建設を目指している電波望遠鏡の模型=つくば科学万博記念財団提供

 宇宙創成期の銀河誕生の謎に迫ろうと、南極に高精度の電波望遠鏡を建設する構想を、筑波大や国立天文台の研究者らで作る「南極天文コンソーシアム」が進めている。国内の電波望遠鏡を使った試験観測に使う装置開発のため、インターネットを通じたクラウドファンディングで寄付を募っている。

     計画では、南極内陸の標高3260メートルにあるフランスとイタリアの基地に直径10メートルのアンテナを建設し、宇宙誕生直後にできた銀河から届く高周波の電波を受信する。既に両国からの協力を取り付け、2024年の完成を目標に国の予算獲得を目指している。

     高周波の電波は大気中の水蒸気に吸収されやすいが、乾燥している南極は水蒸気量が非常に少なく、1年のうち7割が晴天のため、地上で最も天体観測に適しているとされる。

     最初の銀河は約130億年以上前に誕生したと考えられているが、初期の銀河の観測は難しく、理論上存在すると考えられるうちの1~3割程度しか見つかっていない。コンソーシアム代表の中井直正・筑波大教授は「未知の銀河を見つけることで、銀河の誕生や進化の過程の解明が期待できる」と話す。

     寄付の目標額は1000万円で、締め切りは今月30日午後11時。1口3000円から。詳細はウェブサイト(https://readyfor.jp/projects/antarctic-telescope)。【大場あい】

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