御厨貴氏

女性宮家創設、安倍政権で着手を

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「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理を務めた御厨貴東京大名誉教授=東京都目黒区で、宮武祐希撮影
「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理を務めた御厨貴東京大名誉教授=東京都目黒区で、宮武祐希撮影

 天皇陛下の退位に関する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理を務めた御厨貴(みくりや・たかし)東京大名誉教授は23日、毎日新聞のインタビューに応じた。女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設など皇族数の減少への対応に安倍政権で着手するよう求めた。また今回、特例法で一代限りの退位が実現すれば、先例化し、事実上の制度化につながるとの認識を改めて示した。

 御厨氏は「女性皇族が結婚していけば皇族数は減る一方だ。検討すればするほど、圧倒的な天皇制の危機が見えてきた」と対応の必要性を強調。有識者会議を始める際には、政府から議論の対象は退位に限ると説明を受けていたが、「半年議論している間に委員の間に危機意識が共有された」と振り返った。

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