「文武両道? 生徒には『勉強しろ』としか言いません」。県下随一の進学校・宮崎西の児玉正剛監督(46)は苦笑する。
同校は毎年、300人前後が国公立大に合格。野球部員も例年、半数以上が国公立大に現役で合格し、昨季の東大野球部主砲もOB。授業は午前7時25分の「0限」から8コマ続き、下校時間も厳守。練習は放課後の1時間半だけだ。
「短時間なので、指導者がやらせる練習では駄目」と児玉監督。「今日はヒットエンドランの練習」など日々のテーマを選手が考え、オフのトレーニング期はメニューや時間まで全て選手が決める。今冬は横上聖司主将(2年)が全員の意見を聞き、5キロのボールを抱えての坂道ダッシュやタイヤを雑巾のように押すトレーニングなどを選んだ。横上主将は「九州大会で強豪校との体格差を感じた。体を太くすることが目的」と話す。
時間は一秒も無駄にしない。ノックの待ち時間には列の後ろで素振り。練習後のグラウンド整備も日替わりで担当を決め、他の選手はギリギリまで練習を行う。
甲子園出場はゼロ。大半が近所に住み「入学時は甲子園など考えていなかった」と口をそろえる選手たちだが、昨春のセンバツで意識が変わった。同校の女子生徒が国歌独唱で“初出場”して、「自分たちも頑張れば行けると思った」(横上主将)。夢の実現を信じ、今日も自分たちで決めた練習に全力で取り組む。【小林悠太】=おわり
毎日新聞 2012年1月23日 東京朝刊
| 北海道 | 北照 |
|---|---|
| 東北 | 光星学院(青森)、花巻東(岩手)、聖光学院(福島) |
| 東京 | 関東一 |
| 関東 | 作新学院(栃木)、健康福祉大高崎(群馬)、高崎(群馬)、浦和学院(埼玉)、横浜(神奈川) |
| 東海 | 愛工大名電(愛知)、三重(三重) |
| 北信越 | 地球環境(長野)、敦賀気比(福井) |
| 近畿 | 近江(滋賀)、鳥羽(京都)、洲本(兵庫)、智弁学園(奈良)、天理(奈良)、大阪桐蔭(大阪)、履正社(大阪) |
| 中国 | 鳥取城北(鳥取)、倉敷商(岡山)、早鞆(山口) |
| 四国 | 鳴門(徳島)、高知(高知) |
| 九州 | 別府青山(大分)、九州学院(熊本)、宮崎西(宮崎)、神村学園(鹿児島) |
| 21世紀 | 女満別(北海道)、石巻工(宮城)、洲本(兵庫) |