第82回選抜高等学校野球大会

 

センバツ21世紀枠

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センバツ21世紀枠:/9止 宮崎西(九州・宮崎) 選手自ら考え練習

自分たちで考えたトレーニングを行う選手たち
自分たちで考えたトレーニングを行う選手たち

 「文武両道? 生徒には『勉強しろ』としか言いません」。県下随一の進学校・宮崎西の児玉正剛監督(46)は苦笑する。

 同校は毎年、300人前後が国公立大に合格。野球部員も例年、半数以上が国公立大に現役で合格し、昨季の東大野球部主砲もOB。授業は午前7時25分の「0限」から8コマ続き、下校時間も厳守。練習は放課後の1時間半だけだ。

 「短時間なので、指導者がやらせる練習では駄目」と児玉監督。「今日はヒットエンドランの練習」など日々のテーマを選手が考え、オフのトレーニング期はメニューや時間まで全て選手が決める。今冬は横上聖司主将(2年)が全員の意見を聞き、5キロのボールを抱えての坂道ダッシュやタイヤを雑巾のように押すトレーニングなどを選んだ。横上主将は「九州大会で強豪校との体格差を感じた。体を太くすることが目的」と話す。

 時間は一秒も無駄にしない。ノックの待ち時間には列の後ろで素振り。練習後のグラウンド整備も日替わりで担当を決め、他の選手はギリギリまで練習を行う。

 甲子園出場はゼロ。大半が近所に住み「入学時は甲子園など考えていなかった」と口をそろえる選手たちだが、昨春のセンバツで意識が変わった。同校の女子生徒が国歌独唱で“初出場”して、「自分たちも頑張れば行けると思った」(横上主将)。夢の実現を信じ、今日も自分たちで決めた練習に全力で取り組む。【小林悠太】=おわり

毎日新聞 2012年1月23日 東京朝刊

 

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