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ドイツ:若者の2割、アウシュビッツ知らず ナチスの歴史、風化進む--雑誌アンケート

 【ベルリン篠田航一】第二次大戦中、ナチス・ドイツが多数のユダヤ人を密室に閉じ込め毒ガスで殺害したポーランド南部のアウシュビッツ(ポーランド名・オシフィエンチム)強制収容所について、ドイツの若者の5人に1人が「知らない」と回答したことが分かった。戦後、ドイツでは学校教育の場などで繰り返しナチスの犯罪について教えてきたが、戦後70年近くが経過し、風化が進む現状が浮き彫りになった。

 独誌シュテルンが世論調査機関フォルザに委託したアンケートによると、ドイツ国内の全回答者1002人のうち、90%はアウシュビッツが強制収容所だったと正しく答え、特に30歳代以上は95%と高率だった。しかし、若い世代の正答率は低く、18~29歳の若者層の21%はアウシュビッツが何かを知らなかった。また全体の31%は、アウシュビッツが現在のポーランドにあることを知らなかった。

 ベルリン・ユダヤ人協会のギデオン・ヨッフェ会長は独メディアに「想像を絶する結果だ。アウシュビッツを知らないのは、独裁者ヒトラーを知らないと言うようなものだ」と述べ、認知度の低さにショックをあらわにした。

毎日新聞 2012年1月27日 東京夕刊

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