4日午前9時ごろ、東京都港区港南4の東京モノレール品川変電所から白煙が上がっていると、通行人から119番があった。東京消防庁によると、コンクリート平屋建ての変電所(延べ約200平方メートル)内にある「直流電源遮断装置」の配線約1メートルに燃えた跡があった。当時は無人で、けが人はなかった。警視庁高輪署は同装置から出火したが自然鎮火したとみて、原因を調べている。モノレール浜松町駅-羽田空港第2ビル駅間の上下線全線で運転を見合わせたが、午前11時前に運転を再開した。
火災があった変電所は東京モノレールの天王洲アイル駅の北約600メートルのモノレール高架下にある。また、愛宕署によると、浜松町駅に到着した車両の一部に焦げ付いたような痕跡があった。
東京モノレールによると、停電のため走行中の5本が駅間で停止した。うち2本は午前9時50分ごろまでに、最寄り駅まで移動させ、乗客を降ろした。天王洲アイル駅-浜松町駅で上り1本、下り2本の計3本で乗客約1280人が約2時間車両内に閉じ込められた。
始発駅となる浜松町駅のJRからの乗り換え口では、運転見合わせを知った乗客らが困惑した表情で振り替え輸送の案内板をのぞき込んでいた。私立大学を受験に上京していた鹿児島県鹿屋市の男性(21)は「これから羽田空港に向かうところだった。早く鹿児島に戻らないといけないのに」と驚いた様子。付き添いの母親も「受験中なのでペースを乱されると困る」と話していた。
就職活動のため上京していた徳島大3年の女子学生(21)は「空港近くでスーツケースを預けてから面接に向かうつもりだったのに。こっちの人間ではないので不安です」と話し、携帯電話を使って列車の経路を調べていた。【小泉大士、石川隆宣】
2011年2月4日