ニュース写真

文字サイズ変更

再生医療:長崎大学病院の臨床研究、手続き不備で中止

長崎市の長崎大学病院本館=2011年1月撮影
長崎市の長崎大学病院本館=2011年1月撮影

 長崎大学病院(長崎市)は19日、ヒト幹細胞を用いた再生医療の臨床研究を、厚生労働省の指針が定める国への意見照会をせずに実施していたと発表した。既に研究は中止している。

 病院によると、08年7月~11年7月、秋田定伯・形成外科講師や磯本一・光学医療診療部准教授のグループによる2研究で、患者の脂肪を収集し、幹細胞を含む脂肪細胞を抽出して体に戻す治療を、放射線障害などの患者17人に実施した。

 厚労省の「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」では、研究施設の倫理委員会の他、国の審査も義務付けている。病院は「扱ったのはヒト分化細胞で幹細胞を豊富に含むものではなく、脂肪細胞を他の組織から分離する最小限の操作で指針の対象外と判断した」という。健康被害は確認されていない。

 11年7月、金沢大の研究で手続きの不備が明らかになり、長崎大学病院でも調べた結果、判明した。【蒲原明佳】

毎日新聞 2012年1月19日 19時46分(最終更新 1月19日 19時52分)

ニュース写真 アーカイブ一覧

PR情報

スポンサーサイト検索

 

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東海大学:健康に老いることを目指して抗加齢ドックに携わる。

現在の老化度を知り、今後の健康に役立てる

予防医学について聞く。

知ってほしい 岩手・宮城のガレキのいま ~1日も早い復興を目指して~ 写真展

岩手県・宮城県に残る災害廃棄物の現状とそこで暮らす人々のいまを伝える写真展を開催中。

毎日jp共同企画