横浜港を見下ろす横浜市磯子区の高台、横浜プリンスホテル跡地に建つ大規模分譲マンション「Brillia City(ブリリアシティ) 横浜磯子」=イメージ=の建設が本格化し、販売センターでの予約制事前説明会が今月14日から始まっている。約11・7ヘクタールの巨大な敷地に13棟・総戸数1230戸の共同住宅と商業施設などを建設する一大プロジェクトだ。
マンションが立地するのは、1937年に旧皇族・東伏見邦英伯爵が別邸を建築し、戦後の54年に西武グループが継承して横浜プリンスホテル(06年閉館)を開業した広大な敷地。別邸は「貴賓館」として保存され、横浜市認定歴史的建造物に指定されている。
眺望に優れたこの場所に、A~Mのマンション13棟を配置。敷地内は電線を地中化し、駐車場の大部分を地下に整備することで、敷地の約75%は空地として確保する。またスーパーマーケットを誘致する予定の商業施設棟を中心部北側に配置。商業施設に隣接するK棟低層部にはクリニックや保育園なども入居させる予定だ。
海近くの高台だが、大部分は自然地盤の丘陵地で、大地震の際に液状化する可能性はきわめて低いという。眼下に見下ろすJR京浜東北線・根岸線「磯子駅」との高低差は約60メートルあるが、同駅から徒歩4分の場所にゲートを設置。専用のトンネルと地中エレベーターを使って、一気に敷地まで上がることができる。
マンション棟屋上を利用して、分譲マンションとしては日本最大級の発電量となる太陽光発電を計画するなど環境に優しい住環境の形成を目指す。防災用品の備蓄倉庫や防災井戸、非常用飲料水生成システムを用意するなど災害対策に力点を置いているのも特色だ。
各戸の間取りは2LDK~4LDKで、専有面積は約56~約145平方メートル(予定)。販売価格は未公表だが、3月中旬の発売を予定している。事業主は東京建物、東京急行電鉄、オリックス不動産、日本土地建物販売、伊藤忠都市開発の各社。販売センター「ゲストサロン」(横浜市西区みなとみらい3の6の1、みなとみらいセンタービル17階)の連絡先は0120・458・005。
毎日新聞 2012年1月26日 東京朝刊
岩手県・宮城県に残る災害廃棄物の現状とそこで暮らす人々のいまを伝える写真展を開催中。