教育

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教育基本条例案:大阪市教委、置き去りに

橋下徹・大阪市長=竹内紀臣撮影
橋下徹・大阪市長=竹内紀臣撮影

 大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事が2月議会で成立を目指す「教育基本条例案」について、市教育委員や市教委が意見を述べないまま、議論から置き去りにされている。橋下市長と市教育委員の議論はこれまでに1回だけ。条例案は30日の府市統合本部会議で決着する見通しで、市側の意見は反映されそうにない。橋下市長は「完全に出遅れ」と、同日以降の議論は受け付けない考えだ。

 同条例案は、大阪維新の会が府議会と大阪市議会に提案。市議会では否決された。府教育委員らの反対を受けて、橋下市長と松井知事は2月議会に修正案を提案する方針で検討している。

 今月25日の府市統合本部会議では、府側は教育委員5人のうち4人が出席し、対案を提示。「首長が目標を定めるべきだ」とする橋下市長らに論戦を挑んだ。一方、市側は教育委員6人のうち、出席したのは1人(教育長)だけで、発言は一切なく、対案も示さなかった。30日も出席は教育長だけの予定だ。

 橋下市長が知事時代から議論してきた府教育委員と異なり、市教育委員や市教委は橋下市長のスピードに慣れていないことが原因とみられる。橋下市長は28日、「市教委は完全に出遅れている。スケジュールを切っていくのが政治で、合わせるかどうかは自己責任。今の教育委員会制度の欠陥の象徴だ」と批判した。

 市教育委員は来月、懇談を求めているが、橋下市長は条例案の議論には応じないとしている。市教育委員長の矢野裕俊・武庫川女子大教授は「市長とはこれから話し合う約束をしたばかりで、遅過ぎるというのは理解できない」と話している。【林由紀子】

毎日新聞 2012年1月29日 12時09分(最終更新 1月29日 12時45分)

 

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