国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会第4日は30日、岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場などで行われ、フィギュアの成年男子はショートプログラム(SP)1位の小塚崇彦(愛知・トヨタ自動車)がフリーでも1位となり、合計249.82点で優勝した。成年女子のSPは、鈴木明子(愛知・邦和スポーツランド)が67.02点でトップに立った。
小塚がフリーで大技の4回転ジャンプに2回挑戦し、どちらも着氷した。
冒頭の4回転トーループ、続く4回転-3回転の連続ジャンプ。どちらも4回転は回転不足と認定され、連続ジャンプの後半は2回転止まり。だが、小塚は「僕の中では跳べていた。着氷はしているから、これを自信にしたい」と前向きだ。
4大陸選手権に出場しない小塚にとって、地元・愛知でフィギュアが開催される国体は、3月下旬に開幕する世界選手権に向け、腕試しができる貴重な大会。だからこそ、4回転をSPで1回、フリーで2回入れることが最大のテーマだった。
危機感があった。昨年の世界選手権で銀メダルを獲得したが、「世界は4回転を2、3回跳ばないといけない域にきている」とも感じていた。今月から、フリーで4回転を2回跳ぶ構成に変えた。
「持ち球が増えた」と小塚。4回転成功までは至らなかったが、自信という大きな武器を手にしたことは間違いない。【安田光高】
スピードは、千五百メートルの決勝4レースが行われ、成年女子は高木菜那(長野・日本電産サンキョー)が2分1秒79で優勝し、少年女子は高校総体三千メートル3連覇の高山梨沙(北海道・駒大苫小牧高)が制した。
○…成年女子千五百メートルは、バンクーバー五輪代表の高木美帆の姉、菜那が大会記録に100分の4秒差に迫るタイムで優勝した。成長著しい19歳は最後の1周でスパートをかける「作戦通り」の滑りで、石沢、穂積らバンクーバー組を抑え、国体と同時期に行われている世界スプリントに出場中の妹に負けない存在感を示した。国体の千五百メートルは、北海道・帯広南商高時代に少年女子を連覇し、社会人1年目の今季も優勝と験がいい。それでも、「(決勝で8人が一斉にスタートする)シングルトラックでの(駆け引きでの)優勝。セパレートコースではまだ皆に追いついていない」と気を引き締めた。
毎日新聞 2012年1月30日 19時46分(最終更新 1月30日 21時42分)
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