くじら飯:大きなものを食べると縁起がいい 浜田・雲城小で調理授業 /島根

毎日新聞 2012年02月23日 地方版

 浜田市金城町下来原の市立雲城小でこのほど、地域の人が昔から節分に食べてきた「くじら飯」を調理して食べる授業があった。

 くじら飯は、短冊切りにしたクジラの皮付き肉を湯引きし、ゴボウ、大根などといっしょに、米と炊き込んで作る。立春の前日の節分は「年取る日」で、大きなものを食べると縁起が良いとして、クジラを食べたという。

 市食生活改善推進協議会金城支部の7人が6年生19人を指導。宮本美保子さん(64)は大田市の石見銀山近くで育ったが、「くじら飯やすき焼きの肉にしていました。昭和50年代から食べることが減りました」と話す。

 炊き上がったクジラの肉は、黒い皮の部分は固いが、白い肉の部分は歯ごたえがほとんどない。6年生の河野沙也加さん(12)は、クジラの肉を切るのも食べるのも初めてで、「ぬるぬるして切りにくかった」と話した。

 一方、今でも食べている家庭はあり、授業で使った1キロも金城町のスーパーで購入した。6年生の宮田大成さん(12)は「家で食べたことがある。好きです」ともりもり食べていた。【大西康裕】

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