県は25日、佐渡島(新潟県)の北方沖を震源とする地震を想定した津波のシミュレーション結果を公表した。マグニチュード(M)7・85の地震を想定した場合、津波の最大水位は、西ノ島町浦郷の国賀港が最高で10・46メートル。M8・01では、隠岐の島町代の代海岸で13・35メートルに達した。県は今後、シミュレーション結果を沿岸各市町村に通知する。
同日あった県地震被害想定調査検討委員会(委員長、横田修一郎・島根大教授)に示され、了承された。
これまでの議論からシミュレーションは、最も大きな津波が予測される佐渡北方沖の断層が長さ131・1キロメートルに渡ってずれるM7・85の地震を基に計算した。同じ断層が長さ222・7キロに渡りずれるM8・01の地震は参考値とした。
その結果、各市町村に津波の第1波が到達するまでの時間は、M7・85で74~146分、M8・01のケースは71~246分だった。津波の高さもM7・85で松江市美保関町七類の堂戸灘が9・93メートル、益田市、浜田市など県西部でも2メートル後半から3メートル前半の高さに達した。
今回の想定結果について横田委員長は「今後、地域で被害を少なくするために議論をしてほしい」。また、大国羊一・県危機管理監は「津波到達に時間があることも分かった。住民の命を守るため、どんな対策が講じられるか考えていきたい」と語った。【曽根田和久】
毎日新聞 2012年1月26日 地方版
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