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耐震シェルター:命守る時間確保、県産木材で開発 今治・菊間の建設会社、年度内に製品化へ /愛媛

 県産木材を使った耐震シェルターの開発に、今治市菊間町浜の建設会社「森松建設」(森松浩司社長)が取り組んでいる。木材によるシェルターは、鉄骨と比べ費用や工期が半分に抑えられ、「何よりもぬくもりが違う」(森松社長)という。先月21日には、試作品の最終強度テストもクリア。今年度中の製品化を目指す。

 森松社長が「木で家をつくる会社だから、木で人を守るシェルターをつくりたい」と3年前から構想。県産業振興財団からの助成も受けており、昨年3月の東日本大震災の発生以降、製品化を加速化させている。

 試作品の素材は、全国有数の生産量がある県産スギ。横3・3メートル、縦2・5メートル、高さ2・3メートルと、6畳間の内部に設置することを想定したサイズ。既に居住、生活している自宅の内部に設置可能な大きさで、寝室などをシェルター化することができる。販売価格は、200万円以上かかる鉄骨製の半分以下になるという。

 最終テストは、3トンの重りを天井から3メートルの高さから落下させて強度を確認。昨年10月のテストで一度は失敗したが、天井を一部金属で補強するなどして改良。先月の再テストで成功させた。

 揺れによる建物の倒壊を防ぎ、その後の火災や津波などから身をかわす時間を得ることが目的といい、森松社長は「自宅の寝室だけでなく、集会所や福祉施設、保育所などでも、命を守る避難場所として使ってほしい」と話している。

 同社(0898・54・2980)。【津島史人】

毎日新聞 2012年1月25日 地方版

 
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